サトウ食品

よくあるご質問と回答FAQ

「サトウのごはん」について

  • 加熱せずに食べることができますか。

    必ず電子レンジで加熱調理してお召し上がりください。
    ごはんの主成分であるでんぷんは、米の状態(生でんぷん)では人は消化できません。
    これを炊飯による加熱でごはんの状態(糊化でんぷん)にすると、消化できるでんぷんとなります。しかし、これを放置するとでんぷんは徐々に生でんぷんに近い状態(老化でんぷん)になり消化できなくなります。「サトウのごはん」はこの状態で店頭に並んでいます。老化でんぷんは再度加熱することで糊化でんぷんにもどります。ですから、「サトウのごはん」は必ず加熱してお召し上がりください。
  • 電子レンジで2分調理しても硬いのですが。

    ごはんが低温で保管されていた場合、2分では十分に加熱されない場合があります。さらに電子レンジで加熱してください。
  • 電子レンジ以外で調理する方法はありませんか。

    熱湯調理をする場合は、十分な量のお湯の中にフィルムをはがさず、フィルム面を上にしてごはんを入れ、鍋の蓋をせず15分以上加熱してください。 詳しくはこちら 炒めてチャーハンにしたり、水を足して煮ておかゆや雑炊にすることもできます。
  • 一度温めたごはんは、保存して食べることができますか。

    開封し電子レンジ調理したごはんは、お早めにお召し上がりください。
  • 賞味期限が切れてしまったごはんは食べられますか。

    賞味期限は、「おいしく食べられる期限」の目安です。食品の期限表示には、「消費期限」と「賞味期限」の2種類があります。「消費期限」とは製造日を含めだいたい5日以内で品質が落ちてしまう食品を対象とした、腐敗などを心配することなく「安全に食べられる期限」で、期限内に食べ切ることが必要とされます。一方、「賞味期限」は、品質が比較的落ちにくい食品が対象で、期限が過ぎても直ちに食べられないというものではありません。
    なお、賞味期限内であっても、開封した後はなるべく早めにお召し上がりください。
  • 1パックは何合ですか?

    1パック(200g)は、約0.6合です。

「サトウの切り餅」について

  • サトウの切り餅はどうしてきれいに焼けるのですか。

    餅を焼くと、餅生地内の水分が水蒸気となり膨張して膨らみます。内部の膨張がすすむと表面に亀裂が入り膨れ上がりますが、どこから膨れ上がるかは不特定です。サトウの切り餅は、餅の表面に多面的に切り込み(パリッとスリット加工)を入れてあります。そのため、切れ込みから均等に水蒸気が抜け、全体にふっくら焼きあがるのです。
  • ガスコンロで焼きましたが、きれいに焼きあがりません。

    ガスコンロの火が餅に近いと、表面ばかり焼けて中まで火が通りにくいです。火と餅に距離を保ち、上下均一に熱が伝わるよう、裏返えしてください。
    また、オーブントースターを利用すると、上下から均等に熱が加わるので、手軽にきれいに焼けます。
    他にも色々な調理器具で餅を焼くことができます。詳しくはこちら
  • オーブントースターでの餅の焼き方を教えてください。

    餅が膨らみ、表面に焼き色がつき始めるまで(4~5分)焼いて下さい。その後、オーブントースターの扉は開けずにスイッチを切り、そのまま2分くらいおいてください。余熱を利用すると、焦げすぎず、餅の中までやわらかく、ふっくら焼きあがります。
    オーブントースターの網の間隔が大きいときは、網の上に目の細かい焼き網をのせて使うと網の間に餅が落ちてしまったり、焼きだれてしまうことがありません。
  • 餅の煮方を教えてください。

    1. 鍋に餅の厚みの倍程度水をはり、餅を入れて(重ねずに並べて入れると良い)、火にかけてください。鍋の底につかぬよう餅が浮き上がるまでは時々餅を移動させ(ひっくり返さない)、沸騰したら弱火にしてそのまま2分程度煮て下さい。
    2. 電子レンジを利用すると手軽に煮餅が調理できます。耐熱容器に餅を入れ、餅がひたる程度の水を加え、餅全体が膨らむまで(2分程度)加熱して下さい。(電子レンジの機種や耐熱容器、水量の違いで加熱時間を調整して下さい)
  • 賞味期限が切れてしまった餅は食べられますか。

    賞味期限は、「おいしく食べられる期限」の目安です。食品の期限表示には、「消費期限」と「賞味期限」の2種類があります。「消費期限」とは製造日を含めだいたい5日以内で品質が落ちてしまう食品を対象とした、腐敗などを心配することなく「安全に食べられる期限」で、期限内に食べ切ることが必要とされます。一方、「賞味期限」は、品質が比較的落ちにくい食品が対象で、期限が過ぎても直ちに食べられないというものではありません。
    外袋を開封した後でも餅の保存性は変わりません。
    高温・直射日光を避け、常温で保存してください。
  • 個袋の中に水滴がついています。食べても大丈夫ですか。

    個袋内の水滴は、周囲の温度変化により個袋内で餅から発生した水蒸気が結露しているもので、食べて害になる物質が生じているのではありません。

お餅について

  • 放置したお餅にカビが生えました。カビの部分だけ切り取り食べても大丈夫ですか。

    カビには多くの種類があり、味噌やチーズのように有用で食べられるものもありますが、中には毒素を作るものもあります。
    カビの色の付いているところはカビ全体の一部で、より広範囲にカビは生えているのです。
    また、毒素も目で見ることはできませんから、カビの生えた餅は食べないほうが安全です。
  • お餅の語源を教えてください。

    昔からの名前の由来には、さまざまな説があります。
    谷川土清が「倭訓の栞」で、契沖(江戸時代の国学者)の影響を受けたかどうかわかりませんが、「もちは望月である」と述べています。月の世界でうさぎがおもちをついているというおとぎ話しとの関連は別として、望月説の支持者は今に続いています。望月の「円」が円満の象徴であると説きます。我々の祖先は太陽や月を尊祟し、祭りなどのたびに太陽や月になぞらえて、もちの形を円にするようになったのではないでしょうか。

    「和漢三才図会」・「箋註倭名類聚妙」・「古今要覧稿」・「成形図説」などは、「搗きたてお餅は股坐膏薬よりよくくっつく。それで鳥黐・黐木のモチからきた」とする粘着説をとっています。
    新井白石の「東雅」は、「もちひは糯飯なり」といっていますが、おもちのもちと鳥黐のもちと糯米のもちのいずれが元のことばなのかは、前記の望月のもちと餅のもちと同様に、言葉と物の名称あるいは物の名付けのどちらが古いか(淵源であるか)は興味のある課題と伝えます。
    古川瑞昌氏は、昭和47年に「餅の博物誌」の中で台湾語がもちの語源になったという説を出しました。「台湾ではもちを麻●(MOA・CHI)といいます。また、台湾には、中国大陸の福建省から人の移動が多かったのですが、福建省ではもちを麻●といい、中国の江南地方でもモアチイと発音しているので、江南地方から直接にもち米と一緒に伝来したか、台湾を通って伝わったか、どちらにしてもモアチイがモチに転化した」という説です。お米の調理、供食の方法はお米と一緒に渡来した筈であると考えますと、これが真説ではないでしょうか。

    興味深いのは、沖縄で旧暦12月8日に行われる行事「鬼餅祭」を方言で「ムーチー」ということです。台湾から「モアチイ」が沖縄では「ムーチー」となり、日本本土では「モチ」に縮まったと考えられるわけです。
    【●=米へんに茲】

  • お餅を食べる行事を教えてください。

    晴れの日のおもち、祝いのおもち、ねぎらいのおもち、力づけのおもちというように、おもちは何かにつけて日本人の心を表わす食べものとして昔から扱われてきました。お正月のおもちや、桃の節句の菱餅などで季節を味わうところに、昔からの日本らしさがあるといえましょう。節句につきもののお餅は、正月餅、節分餅、桃の節句餅、端午の節句餅など。季節の区切り、たとえば、春の若草餅をはじめ、初午、田植、七夕、お盆、お彼岸、刈り入れなどにお餅は作られ、添えられました。また、吉事には必ずつきもので、結婚、出産、お祭りなどの、生活の中の行事にお餅は欠かせないものとされてきました。

    1月 正月餅。草餅。3日、13日、23日は太子講の餅団子を作る。
    2月 山の神の餅、かき餅
    3月 節句餅(紅こ餅ともいう)。
    4月 釈尊降誕日に白餅。八十八夜によもぎの葉を入れた草餅。
    5月 柏餅(柏だけでなく笹を用いることもある)。
    6月 ぼた餅。歪上り。
    7月 さなぶり餅(田植の終わったあとの祝い餅)。
    8月 14日盆のこわめし。15日白餅(枝豆をゆでてつぶし、調味したものをつける)。16日彼岸餅(白餅または枝豆、あずきをつける)。月見だんご。
    10月 ぼた餅。米に芋などをまぜ、あん、納豆をつける芋ぼて。
    11月 刈り上げの祝い。他の月よりたくさんの白餅。のし餅にした草餅。
    12月 正月餅(白餅)の用意及び、年に一度の小米を用い枝豆を入れる。
  • 一升餅とはどんな祝い事なのですか。

    誕生餅、一生餅などとも呼ばれ、1歳まで無事に成長したことを祝い、これからも健やかに育つことを祈る行事です。
    1升のもち米で出来上がるお餅はおおよそ1.8kgです。この餅を風呂敷やリュックサックに入れて1歳の子供の背中に背負わせるのが一般的ですが、お祝いの仕方は 各地で様々にあるようです。
  • お正月にお餅を食べるのはなぜですか。

    お正月には神様がやってくると信じ、大晦日に明日やってくる神様のためにお餅を供え、翌日の元旦にみんなで食べて、「神様と同じものを食べ、その力を分けてもらって一年間幸せに過ごそう。」と考えていたと言われています。年の暮れにお餅をつき、お正月に食べる風習はすでに平安時代から行われていたようです。
  • 四角いお餅と丸いお餅があるのはなぜですか。

    東は切り餅、西は丸餅を食べることが多いからです。
    もともと、搗いた餅を丸めて固めていたので、お餅の形は丸いものでした。これが、江戸時代に急激に人口が増した江戸で、平らにのしてから切り分けたほうが効率よく作業ができるとして切り餅が主流となって、東西で餅の形に差が生じたとされています。
  • お雑煮に入れる餅は焼いた方がいいのですか。煮た方がいいのですか。

    東は切り餅を焼いて使う、西は丸餅を煮て使うところが多いようですが、お雑煮は全国各地に様々な風習があり焼き餅・煮餅の利用も一様ではありません。今では、全国で切り餅・丸餅が販売されています、食べなれたお雑煮だけでなく、全国の名物お雑煮を試してみたり、自分流にアレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。
  • お餅はどんな成分からできているのですか。

    お餅は、お米からできているわけですが、お餅に使われるお米は糯米(もちごめ)と呼ばれるものです。ちなみにご飯にするお米は粳米(うるちまい)です。
    粳米も糯米も共にでんぷんが主成分で75.8%を占めます。他の成分としては、水15.5%、たんぱく質6.8%、脂質1.3%、灰分0.6%、です。でんぷん質を多く含む穀物はみな、重要なカロリー源であり、人間の食物として欠かせない基本的栄養素でもあります。つまり、ご飯もお餅もおなかを満たす点では、同じような食べ物と言えます。
  • 餅米(もちごめ)と粳米(うるちまい)はどこに違いがあるのですか。

    糯米のでんぷんがアミロペクチンだけであるのに対し、粳米のでんぷんにはアミロペクチンの他にアミロースが20%前後含まれています。
    でんぷんは糖が鎖状に連なった構造を成していますが、アミロペクチンは鎖が枝分かれした構造になっていて、これが互いに絡み合うことで餅特有の粘弾性を生んでいます。一方、粳米は一本鎖状のアミロースがアミロペクチンの絡み合いを切断するため、ごはんには餅のような粘りはありません。
  • お餅は消化が良いのですか。

    お餅は精白した糯米を1夜水に浸漬し、じゅうぶん蒸し上げて搗きつぶし、固めたものを再び焼く、煮るなどする消化のよい食べ物です。
    また、餅に含まれる糖質は複合糖質と呼ばれるものです。果物、菓子類、ジュース類に多く含まれる単純糖質が、体内に吸収されやすいのに対し、複合糖質は体内で消化されるのに時間がかかり、適度にゆっくり吸収されるため持久力を要する運動をする際適しています。
    マラソン、サッカーなどの持久力の必要はスポーツ選手が、競技、試合の前によくお餅を食べるのも、こうした理由によるものでしょう。
  • お餅を食べると太るって本当ですか。

    よくお餅を食べると太るとか胃にもたれるといった言葉を耳にしますが、それはお餅が食べやすくおいしいため、つい食べ過ぎてしまうからなのです。(お正月の場合は、運動不足も重なるようです。)むしろお餅は消化のよい食べ物ですから、食べすぎさえ気をつければ胃にもたれることもなく、太ることもないわけです。